生成AIとGAFAのゆくえ
日頃ニュースを見聞きしている方であれば、世界的なIT企業4社がその頭文字を取ってGAFAと呼ばれていることはご存じかと思います。
少し懐かしい響きを帯びたGAFAも、幾度となくその先行きを危ぶむ声がありましたが、10年以上にわたってその地位を明け渡すことなく君臨し続けています。
そんな盤石なビジネス基盤を持つ4社ですが、ここへきて生成AIという波に洗われて、大きく揺らいでいます。この先、GAFAを取り巻く環境はどのように変化していくのでしょうか。
生成AI向けの半導体を提供することで業績を急激に伸ばし、時価総額でグーグルやアマゾンを抜き、AI勝ち組と呼ばれているエヌビディアという企業があります。
エヌビディアの強みは、生成AI向けの半導体で他社の追随を許さない技術力にあり、生成AIのブームに乗ってさらに業績を伸ばす可能性を秘めています。
それに対して、GAFA各社は先端技術を提供するだけではなく、それぞれのビジネスの生態系とも言えるエコシステムを持ち、広範囲にわたるサービスや製品群を提供しています。
このエコシステムにより、GAFA各社は利用者から圧倒的な支持を集め、なくてはならない存在となり、他社との競争力を維持しているのです。
生成AIの技術は今後さらに進化し続け、GAFA各社もその波に乗りながら技術の進歩やビジネスモデルの変革を行っていくことが予想されます。
他方、エヌビディアのような企業も一時的には市場をリードしますが、GAFAのエコシステムに代われるほどの変化を生じさせるかは疑問であり、今後もIT業界は彼らを中心に展開していくのではないでしょうか。