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求人面接での質問ポイント

求人面接においては、求職者の雰囲気や先生とのフィーリングも重要ですが、やはり事業所や仕事内容に合った人材を採用するためには、質問とその回答が重要です。今回は応募者への質問の準備と深掘りのポイントをご紹介させていただきます。

◎準備(仕事内容の具体化)
面接を迎える前に、採用するポジションの仕事内容をなるべく具体化しておきます。

事務の場合は、例えば受付事務のみなのか、先生や専門職の補助もするのか、またレセプト請求もするのか、患者応対や電話応対など、それぞれどんなイメージで、どの程度まで対応してほしいのかをあらかじめ考えておきます。

また、薬剤師、看護師、歯科衛生士などの専門職の募集でも、病院とクリニックでは仕事の内容や患者・他のスタッフとのコミュニケーションは異なりますし、診療科目などの専門性や先生の考え方によっても変わってきます。

仕事内容を書き出して、動き方やコミュニケーションの内容を具体化してみましょう。今いるスタッフにその事業所の特殊な部分をヒアリングするのも手です。

◎面接(経歴の深掘り)
面接では、履歴書の経験について5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)などを使って深掘りし、質問の準備で具体化した仕事内容をこなせる人材かどうかを見極めます。

例えば、医療事務応募者の患者対応については、「患者さん(医療の経験がない場合はお客さんなど)とどのように関わりましたか?」、「患者さんの対応で心がけていることは何ですか?」、「どのようなクレームがあり、いつ誰がどう対応しましたか?」などと掘り下げていき、自院が必要とする経験や能力があるのかを具体的に把握していきます。

スタッフとの関係については、「他のスタッフとどのような関わりがありましたか?」、「人間関係でストレスを感じたときはどんなときですか?」など質問して、経験を聞いてみましょう。

事業所の仕事内容と求職者がマッチすることが、離職を防ぐ一つの手段となるかと思います。目的をもった質問で、有意義な面接にしてみてはいかがでしょうか。