医療職求人のポイント
看護師や歯科衛生士などの医療専門職の採用難が続いています。
最近ではさらに、飲食店や小売業などの一般的な業種の採用難による賃金の上昇もあり、
医療事務や歯科助手の採用も以前より難しくなっています。
いくつか求人募集のポイントをお伝えします。
◆賃金
インターネットにより公開中の求人が見られます。
職種、地域を絞り、近隣の求人の相場と比較します。
毎月の給与だけでなく、賞与の月数や退職金のあるなしも求人情報に掲載されていますので、
比較してみると良いかと思います。
◆社会保険(健康保険、厚生年金保険)
未加入の事業所は、加入している事業所との比較で
やはりマイナスに感じる求職者が多いです。
最近では、人材確保のために加入義務が無くても
任意で加入する事業所も増えてきています。
また、健康保険は医師国保・歯科医師国保または協会けんぽが一般的ですが、
保険料や傷病手当金・出産手当金、扶養による追加の保険料など異なりますので、
そのあたり考慮する求職者も増えています。
◆時間外労働、休日数
時間外労働の平均時間や、年間休日数も応募の際に見られるところです。
賃金等が相場並みだけれども応募が来ない場合は、
他の医院の求人より勤務時間が長くなっている可能性がありますので、
業務内容やシフトの検討をして求人に反映させても良いかもしれません。
◆仕事の内容
未経験者に向けて、また経験者でも得意不得意な部分がありますので、
どのような業務が多いのか、何をしてほしいのかを
柔らかい表現で書くと求職者との距離が近くなり、入社後のギャップも減ります。
またキャリアアップを考えている方向けに、
資格取得費用の負担や先生の専門分野、医院の治療の方針など伝えても良いかと思います。
◆特記事項の欄の活用
賞与○カ月分、有給取得率○%、育児介護休業取得復帰○名など
他のクリニックより有利な点の記載や、見学が可能であることなどを
伝えると良いかと思います。
採用難はしばらく続くかと思われます。ご参考にして頂ければ幸いです。