お知らせ

SOGIハラご存じですか

SOGIとは、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の略称です。
それらに関する侮辱的な言動をSOGIハラスメント(通称:SOGIハラ)と言います。

多様な性の在り方がある中で世間の理解が広がり、
大企業に続き中小企業でもハラスメント防止対策が義務付けられ、
セクハラに対する意識も徐々に変わりつつあります。

セクシャルマイノリティを総称した言葉の一つにLGBTがあります。

LGBTの割合についてはさまざまなデーダがありますが、
例えばアメリカでは人口の3.8%、フランスでは7%、
日本では10%というデータがあります(株式会社LGBT総合研究所が2020年に調査)。

10%というと10人に1人ということになり
、日本は他国よりも割合が高い傾向と言えるかもしれません。

今後、LGBTのスタッフを採用した場合の事業所としての対応は、
トイレや更衣室、休憩室、制服など多岐に渡ると考えられます。

実際にすべての環境を該当スタッフのためだけに整える事は困難かもしれませんが、
お互いに話し合い、歩み寄る姿勢をみせることが事業主として必要になってきます。

また、例えば慶弔規程においても、パートナーが同性の場合でも結婚祝い金を支給したり、
同性のパートナーが出産した場合にスタッフ自身も育児休業を取得できる旨を
該当者に説明したりする等の対応も出てきます。

ちなみに、パートナーが出産したという条件で、
ハローワークからは育児休業給付金が支給されますので、
男性同士の場合、給付金は支給されません。

また配偶者に対して家族手当を支給している場合は、
「配偶者とは異性であるか同性であるかを問わず」といった文言を
規程に入れる等、配偶者の定義の見直しも検討しておいた方が良いでしょう。

一緒に働くスタッフにも理解を求め、
お互いに気持ち良く勤務できる環境を心掛けていきましょう。

規程の整備等につきましては社会保険労務士にご相談ください。