お知らせ

年金シミュレーターの活用

 お客様からよく「老後資金はどの程度必要なのか、どのように貯めていくのが良いか」というご質問をいただきます。
その際、まずは老後資金の柱となる公的年金の受給見込み額がどのくらいかを試算し、お客様が望む生活費との差を求めることから始めます。
 この公的年金の受給見込み額の試算に関して、厚生労働省が開発、試験運用しているサイト「公的年金シミュレーター」を用いることで比較的容易に求めることができるので、ご紹介いたします。
公的年金の受給額は働き方(勤務医、開業医、個人事業主、医療法人の理事のいずれか)、それぞれの勤続年数、年収によって変わってきます。
厚生労働省の公的年金シミュレーターでは上記の情報をパソコンやスマートフォンからアクセスして、案内に従って入力することで比較的容易に試算することが可能です。
過去の年金記録に関しては誕生月前に届く「ねんきん定期便」に記載されている二次元コードを読み込むことで必要事項を自動的に入力することができ、公務員や私学共済厚生年金の情報も反映することが可能です。
 定期便がなければ、過去を振り返っての概算情報でも試算可能です。今後の働き方についてはご自身が考えている働き方等を入力することができます。例えば、今から開業医として働いた後、数年後に医療法人を設立して厚生年金に加入するといった試算も可能です。加えて、何歳まで就労するか、受給開始年齢を何歳にするかといった条件を入力することで受給見込み額がどのように変化するかが一目でわかる形となっています。
 ご自身の公的年金の受給額はどの程度になるか、一度可視化し、ご自身の望む老後生活を検討してみてはいかがでしょうか。

   令和5年1月1日 医療タイムス紙掲載