お知らせ

人生100年時代の生き方②

 私共が所属する医業経営コンサルタント協会の学会東京大会が開催され、基調講演にて三浦雄一郎氏より「100年人生のために攻める健康法」をテーマにお話を頂きました。三浦さんと云えば、50代までにエベレストなど世界七大陸の最高峰からスキーで滑り降りる世界初の快挙を成し遂げた世界的冒険家です。80歳でエベレスト登頂を成功させ世界最高齢の登頂者としてギネスにも認定されています。
 現在、年齢は86歳ですが、アコンカグア登頂を目標に置き、日々身体を鍛えているそうです。こんな三浦さんですが、意外にも過去に主治医から余命3年の宣告を受けたことがあるそうです。60歳手前で冒険家を定年退職し、ゴルフや温泉、好きな食事を楽しむ生活を5年ほど送り、その結果、狭心症、高血圧、糖尿病を引き起こしたといいます。そんな折に発奮を余儀なくされる出来事がありました。父親である三浦敬三氏が、99歳にして、モンブランをスキーで滑降するという快挙を成し遂げたのです。これに触発された三浦氏は自らを奮い立たせ、無謀ともいえる「70歳でエベレスト登頂」の目標を立てたそうです。まずはメタボ克服するため、両足に1キロ。のウェイトを付してのジョギングから開始したそうです。その後、ウェイトを2キロ、5キロと増やし徐々に体力を回復させ、登頂直前には両足10キロ背中30キロ。を背負い町中を歩きトレーニング出来るまでの体力をつけたそうです。膝の関節痛なども改善し主治医も驚くほどであったといいます。
 云うまでもなく70歳でのエベレスト登頂を成功させ、75歳、80歳、三浦氏のその後の活躍は皆の知るところです。「攻めの健康法」が100年時代を生きることに必要なことである、と締めくくられました。
自分自身、年齢を理由に自らに限界点を設け、出来ない、やらない事を習慣化している現状を深く反省させられるご講演内容でした。人生100年時代は、何を学ぶか、どう学ぶか、どう活躍するか、この3つの視点を持ち能動的に自分を社会の中で活かしていくことが重要になります。置かれた環境や社会を変えていくためには、「踏み出す力」自らが変わることが重要です。