レセプト突合・縦覧点検対応の留意点
一昨年の1月に、社保支払基金は「平成23~27年度のサービス向上計画」を公表しました。
東日本大震災の影響もあり、平成23年4月からの導入が延期され、平成24年3月分のレセプトより、「突合点検・縦覧点検」が導入されたのは先生方もご存じかと存じます。
レセプト電子化の進展により、この様な点検が可能となりました。
今までの点検は、人の目を経て行われ、ある程度の型にはまっていましたが、電子化されることになり適合性を色々な角度から判断することが可能となりました。
「突合」とは、同じ患者さんに対して、各レセプトの整合性を確認することを主とし、「縦覧」とは、最大6ヶ月分のレセプトを審査の対象として審査をすることを主としています。
審査対象とならない為の対策としましては、
①診療録との整合性の確保
②過去の査定事例の確認
③算定ルールの周知
④治療に関する妥当性 を常にチェックし心がけることが挙げられます。
また、査定に疑問や不服な点があれば、再審査請求を検討することも大事です。
再審査請求を放棄しますと、同様の査定や行政指導の可能性、患者ごとの診療ができなくなる恐れもございます。
これを機に今まではレセプト業務を事務員任せだった先生がいらっしゃれば、事務員に協力して
院内全体でレセプト請求業務を行う意識改革をされることを検討されてみてはいかがでしょうか?
資料ダウンロードに2013年2月12日号の医業経営マガジンをアップしました。こちらに「レセプト突合・縦覧点検対応」のポイント解説が載っています。
是非、ご活用下さい!!