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人事・労務:医療機関に潜む労務リスク対応策

クリニックを開業されて、患者さんも順調に増え、借入金の返済も滞ることなく返済され、十分な資金を確保できるようになってきますと、開業された先生方が最後まで苦労されるのが「人事・労務トラブル」です。
最近はインターネット等で情報が容易に手に入れやすくなった事から、スタッフ達も知識を身に付けて自分達の権利を主張することが多くなってきたように見受けられます。

特に医療機関はスタッフ個々の能力や資格を集約させて運営される組織ですので、先生お一人では日常診療を進めることはほぼ不可能といえます。
そのため、クリニックを経営される以上は、人事・労務問題は常についてまわりますし、最大の経営課題といえます。

毎年何件かは労働基準監督署からの呼び出しを受けたり、「団体交渉」という労働組合との交渉や「あっせん」という個別の労働紛争を解決する制度での労使間交渉があり、その件数は増加傾向にあるといえます。

労務トラブルを未然に防ぐポイントとしましては、

①就業規則や院内ルールの提示等、適切な労務管理をすること。
→「労働時間管理」、「退職・解雇管理」、「セクハラ・パワハラ問題」が3大テーマとなります。
②最近の労働関連法改正への対応を必ず行うこと。
 →育児・介護休業取得・期間の拡大や時間外労働管理の重視等の事項への対応が必要です。
③医療機関の診療理念や経営目的、基本方針の共有をすること。
 →組織文化の浸透や価値観の共有によりクリニックへの帰属意識の向上を促しましょう。

が上げられます。

上記のポイントを踏まえて経営をされているか一度ご確認してみてはいかがでしょうか?

資料ダウンロードに2012年6月12日号の経営マガジンをアップしました。こちらに「医療機関に潜む労務リスク対応策」のポイント解説が載っています。

是非、ご活用下さい!!