お知らせ

回復期リハ転換の際の廊下巾基準廃止か?

12月1日に内閣官房より検討要請された、構造改革特区の提案事項の中に、「回復期リハビリテイションへの転換を容易にするために、診療報酬上の施設基準のうち廊下巾基準を廃止する」旨の提案が含まれているとの事。

現状、患者の社会復帰を促進するためには、リハビリが不可欠であるが、回復期リハビリテイション病床については、供給体制が偏在するなど不十分である。
しかし、既存の一般病床を回復期リハ病床へ転換する場合に、診療報酬上の施設基準を充たすためには、医療の質には直接関係しない廊下巾の基準が大きなネックになっており、転換がなかなか進まない状況があります。

以下廊下巾の基準です。
一般病床:2.1m
回復期リハ病床:2.7m

これに対し、解決策として、「既存の一般病床から回復期病床への転換を容易にするため、診療報酬上の施設基準の内、廊下巾の基準を廃止する」というのが本件提案の中身です。

本件の創設で、不足しているリハビリ病床の増床に繋がるのかどうかが注目です。