ドラッカーと柳井正さんに学ぶ
Amazonの2010年上半期Booksランキングで「もし高校野球の女子マナージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎夏海著 ダイヤモンド社」が2位に入っていました。書店で目にした方も多いことと思います。
この主人公が読んだ著書マネジメントの著者であるドラッカーとはどのような人物か調べてみると、ピーターFドラッカー1909年オーストリアウィーン生まれ。商社、新聞記者を経て、当時大企業になりつつあったGMの組織調査をし、この結果をまとめた著書で「マネジメントの発明者、経営学の祖」と知られるようになったそうです。日本にもソニーやホンダ、トヨタ等の調査でたびたび来日しています。
このドラッカーの経営学を実践しているのが、ユニクロで有名なファーストリテイリング会長の柳井正さんです。「柳井正 わがドラッカー流経営論 NHK仕事学のすすめ制作班・編」の中で、『「何を売ろうか」という企業側の発想ではなく「お客様が何を求めているか」を考えることが一番大切なんですよ。』と柳井さんは仰っています。読んでいて、はっとさせられる言葉でした。
また先日開業準備中の先生からスタッフ用の院内ルール案を見せていただいたのですが、「医院と患者さんとの約束」という見出しで、来院される患者さんはきっと不安な気持ちで来院しているから、うちの診療所ではこのように対応するという形でまとめられていました。柳井さんの発想と同じように考えていらっしゃるのだと実感しました。
人気の診療所になることを予感しつつ、私自身もこの発想で行動できているのか再度点検をしなければと気持ちを新たに致しました。