数字を“読むドクター”と“読まないドクター“
こんにちは、会計部スタッフです。
最近雑誌に「自院の経営状況を把握していますか?」と問いかける内容の記事が掲載されていました。自院の経営状況を把握することで、いくつもよいことがあります。例えば、5年後に診療所移転を考えている方でしたら、それまでに1,000万蓄えを増やすための月々の目標収入を計算することができたり、収入に対しての薬・検査の割合が異常に高くなった時に、納品の間違いがなかったか、過剰に在庫になっていないかと点検するきっかけになります。
経営状況を把握するためには、収入と支出の集計が必要になりますが、会計のルールに従って帳簿に記載(複式簿記)して数字を把握すると、税制上の特典が受けられます。『青色申告特別控除』といって、「収入-経費=利益」からさらに65万円控除することができます。その分税金が少なくなりますので、医院経営のためには一石二鳥です。
帳簿作りは手間がかかりますが、専用の会計ソフトや帳簿作成の代行会社もございますのでご利用ご検討下さい。ご開業される先生には、自院をより良くするために、帳簿を作り、経営状況を把握されることをお勧めします。