介護施設の緊急整備
先日、介護施設整備について緊急対策が唐突に発表されました。内容は以下のとおりです。
厚生労働省は2011年度までの3年間に介護施設の緊急整備として、第4次介護保険事業計画の整備目標12万人分に4万人分を上乗せすると発表しました。
特養やケアハウスなど居住系施設の整備を促進し、38万人といわれる入所希望者(待機者)の受け皿
を増やすという計画です。
長野県においては、つい2・3ヶ月前に第4次事業計画への計画老健・地域密着型特養などの増設の発表をしたばかりなんですが・・・・。
介護保険がパンク寸前だとか日々報道され、後期高齢者保険制度だとか少子高齢化に向けた施策が
出される中、このところ「本当に財政は大丈夫?」と思えるような対策が次々と発表されます。
2012年に介護療養病床が廃止になる件はどうなるのでしょうか?
我々医療介護に携わる人間としては、高齢者が安心して医療や介護が受けられ住まえる施設や居住施設が出来る事はもちろん好ましく思うのですが・・・。
一連の経済対策についても思うのですが、この様な危機的な経済状態になったとたんに、絶対に開かなかったハッチが突然開いて、湯水がどんどんに流れているような感が否めません。
好ましくもある施設の緊急整備にも何か違和感を感じます。