地下水利用!水道料金の削減
先日ある医療法人にお邪魔させて頂いた際のことです。
関連施設の増築計画について銀行も同席で打ち合わせをしたのですが、
その際銀行マンが「ついでにこれも検討されたらいかがですか?」
とかばんからパンフレットを出しました。
そのパンフレットは、あるメーカーが出している地下水利用装置の売り込み用のものでした。
要するに、地下水を利用することにより水道料金が削減できるシステムです。
そのシステムは装置設置のイニシャル投資は業者側負担で、利用者側はゼロ、しかもランニングコストも三分の一が削減できるとのものです。
いうまでもなく病院は大量の水を使う施設です。
平成14年の水道法の改正で”専用水道”の定義に「飲用その他、人の生活の用に供する一日最大供水量が20立方メートルを超える水道施設」が追加されました。
聞くところによると、結構多くの病院で採用しているとのこと。
初期投資がゼロで水道料金が約三分の一削減されるとあれば検討するに値しますよね。地下水ですから水自体はただですから、利用者が負担するのは水量に応じた地下水利用処理システム料金との事です。これをリース料金のような形で支払うシステムになっているんです。
これで銀行が勧めるのが頷けます。いわゆるリース商品化されているのです。
いずれにしても病院経営が難しい時代、あらゆるコストの削減を検討すべきである事は言うまでもありません。
調べてみると、類似のシステムもたくさんあります。病院で採用する場合まずは水質の安全性が第一です。この当たりをしっかり精査し当研究所としてお勧めできるシステムを早急に調査してみようと思います。