松本で「地域医療を考える」シンポジウム開かれる
6月21日土曜日に松本文化会館において「ともに考えよう、私たちの地域医療」と題するシンポジウムが開催されました。
私も親しくさせていただいている先生ご夫妻からお誘いを受け参加してきました。意外だったのは参加者が医療関係者よりも一般の参加者が多かったこと、改めて「医療への関心」の高さを感じました。
基調講演では虎ノ門病院の小松秀樹部長より「医療を崩壊させないために」と題し講演がありました。講演の中で先生が一番強調されたのが「医療の不確実性」です。「医療側・患者側ともに医療は決して万能ではなくある意味不確実なものであることの認識を共有すべきである」とのお言葉には、少なからず医療関連業務に携わる私にとってもインパクトがありました。
その他、医療問題を解決するための重要な課題でもある「医療過誤、医療訴訟」等についても先生のお考えを示され大変に有意義なご講演でした。
その後基調講演と同じ題目でパネルディスカッションが行われました。パネラーは、信濃毎日新聞編集委員、県医師会副会長、信大医学部付属病院長、弁護士、県衛生部技監そして一般代表として医療協議委員。時間の関係もあり一般論にとどまった感もありますが、それぞれの立場からのご意見も聞くことができました。
今回のシンポジウムを通し、改めて患者側としての「自己責任」の重要性を認識しました。当たり前の事ですが、まずは「自分の健康は自分で守る」ことが重要だと思います。
医療に関する「権利と義務」、患者側としてまた医療ビジネスに携わるものとして「なすべきこと」を改めて考えさせられる一日でした。