長寿?高齢者制度
後期高齢者医療制度をめぐり様々な議論が交わされています。
そんな中、厚生労働省が制度の名称を「長寿医療制度」とすることを各都道府県に通知したそうです。
名称をめぐっては「後期」が末期や終末を連想させるとか批判が噴出していたところでした。
既にパンフレットなど印刷物を「後期高齢者医療制度」で作ってしまっている自治体も多く各県より不満の声が続出しているとのこと。
「長寿という言葉にも違和感がある」とか「付け焼刃的な名称の変更」だと変えられた名称そのものも受け入れられていない感もあります。
私的にも80才平均寿命の時代に75歳以上を「長寿」というのもどうかと思うのですが・・・・。
我が家の妻が申すには「名称のことより、先日送ってきた保険証に一言云いたい」とのこと。(ちなみに妻は介護福祉士をしているんですが)
・まず保険証の紙がペラペラでお年寄りが使うことを全く考えていない
・保険証の紙が小さく、どこかにしまい込んだら探せなくなる
他にもいろいろ・・・
「とにかく制度の内容、その説明の仕方、その他実務的にも、全くお年寄りを理解していない」と云うんです。
私も実際に保険証を見ましたが、とても小さくペラペラ、妻の云うことに納得。確かにお年寄りには不向きです。
保険証の形は各自治体によって違うとのことで、こんなのは長野だけなのでしょうか?
これからますます進行する少子高齢化社会において、名称の事を議論する前に考えることがあるのは確かです。
一番大切なのは、お年寄りの方と積極的に接し、お年寄りを理解することだと思います。
まずは身近なところで、今夜は我が家の父母とゆっくり話しでもしてみます。