開業医と診療報酬改定
2年に一回実施される診療報酬改定、2008年の診療報酬改定の全容が明らかになってきました。厚生労働省からダウンロードした資料に目を通しますがそのボリュームに目眩がしそうです。
開業医の先生方は
「再診料の引き下げがなくて一安心!」
「処置点数の内容が厳しくなった、影響が大きいな…」
「外来管理加算の点数が下がったうえに5分間の時間の制約が付くのか…」
と、一喜一憂のご様子。
収入に直結する改定だけに、先生方はご自身の診療科目にどれだけ影響があるかアンテナを張り巡らせています。
開業している先生に聞くと「勤務医時代はあまり点数に興味がなかったな」とよく言われます。
開業直前になって診療報酬についてあわてて再確認という先生も少なくありません。この包括点数にはどんな検査や処置が含まれているのだろう?など、開業を意識された頃から診療報酬について確認をされてはいかがでしょうか。
診療報酬は余分に算定すれば厳しくチェックされますが、知らずに算定しない点数は誰も指摘してくれません。しかも届け出をしておかないと算定できない点数もあります。
「開業してから周りの先生方に聞いて点数の取り方を覚えたよ」という先生もいらっしゃいますが、せっかく診療した報酬です、開業日からもれなく算定したいものです。