怖い!? 税務調査
開業をした先生方にとって保険(レセプト)指導と並んで憂鬱なのが税務調査のようです。
税務調査は医療法人で5年に一回程度、個人経営で10年に一回程度行われると言われており(あまりあてにはなりませんが…)、開業してすぐに実施されるものではありませが、いつか来る、と思うとちょっと嫌ですね。
20年くらい前の伊丹十三監督「マルサの女」という映画のイメージがあり、急に踏み込まれて強制的に調べられるような印象がありますが、あれは「査察」と呼ばれ法的な強制力を持った調査です。一般的な税務調査は事前に税務署から連絡があってから実施されますのでご安心を。
税務調査では「正しく税金を申告しているか?」のチェックなので、売り上げが漏れていないか、経費にならないものを経費として申告してないか、という事を調べます。
窓口収入はしっかり計上されているか?自由診療は計上されているか?接待交際費にならないものが計上されていないか?等、調査項目は多岐にわたります。
しっかり申告していたつもりでも、税務調査を受けて初めて自分の認識が誤っていた、と言うこともあります。
やはり大切なのは開業時です!
悪意がなくても税法どおりに処理が出来ていないと追徴課税という結果にもなりかねません。
開業する際に税理士から、経費になるもの、ならないものをしっかりレクチャーしてもらったり、領収書やレシートの保存方法を確認しておいてください。
最初に正しいルールを認識しておけば後はそれに従って処理をすればOK!
何事も最初が肝心ですね。