お知らせ

研究員一同今年も頑張ります

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

長い年末年始休暇を頂き、久しぶりに家族孝行も出来ました。
なんか休めた様な、仕事より疲れた様な?・・・・・ですが
気持ちも新たに2008年をスタートいたします。
今年もナガノの地域医療に貢献すべく頑張りますので
ご支援の程お願い致します。

年末年始、新聞を見て一番目に付いたのが「県内の産婦人科医の不足」の記事でした。
以下元旦の南信州新聞の特集記事抜粋です。

 飯田市立病院が里帰り出産制限 「産婦人科医が不足するなかで私たちにできることは何だろう」
平成20年4月から飯田市立病院の産婦人科医師の減員が見込まれ、取り扱い出来る出産件数が大幅に少なくなる。
飯田市立病院では、飯田下伊那地方に住所のある方の出産を優先するため、里帰り出産と他地域に住所がある方の出産については予約枠に余裕が無い限り原則としてお断りします。出産の予約状況によってはさらなる分娩制限が必要となる可能性があります。


 まさか・・・飯田市立病院もかという感じです。
もともと飯田下伊那地方は産婦人科医師不足に対応するため2005年から「産科問題懇談会」を発足、他地域に先駆け、地域で支え合う仕組みを考えてきたエリアです。
 飯田市立病院を中心とする「セミオープンシステム」を採用し、地域連携を強化した云わば長野県モデルとして他地域も注目していた事例だったのですが・・・。

 他エリアでも、出産制限や里帰り制限をかけている病院は
県立須坂病院、国立病院機構松本病院、佐久総合病院、諏訪中央病院、伊那中央病院、昭和伊南病院・・・ときりがありません。産科医療に関する問題は山積です。

 これでは少子高齢化に歯止めをかけようと思っても、体制として無理ですね。
残念ながら、ご紹介した上記記事にも「私たちにできることは何だろう」に対する答えやコメントはありませんでした。
 助産師の役割の見直し等今後検討すべき事も多いですが、抜本的な検討が必要です。
しかも早急に!

 当研究所としてもこの問題に今年は徹底的に取り組んでいく覚悟です。ご意見など是非寄せて頂ければ幸いです。