「診療圏調査」ってどんなことをするの?
開業をお考えの先生でしたら、HPや書籍で情報収集をすると必ず「診療圏調査」という言葉を見かけると思います。具体的にはどのようなことをするのでしょうか?
診療圏調査では先生が開業しようと思う場所で患者さんが一日何人見込めるかを算出する調査です。この調査をするために必要な情報は、
①開業予定地の人口分布
②標榜科目の受療率(人口10万人あたり一日に何人患者が発生するか)
③同じ科目を標榜している医療機関の所在地
④どの程度の地域から集患を見込むか(診療圏の設定)
などになっており、これらの情報から、
診療圏の中にはどれだけ人口がいるのか?→そこから一日何人の患者が発生するのか?→その患者を競合医院と割ると一日何人になるか?の順番で計算を行います。
「本当に当たるの?」と聞かれるとがあります、正直なところ開業してからの患者数はこのとおりでないこともあります。競合の病院・診療所の集患力の強さ、認知度の上がり方など様々な要因が影響して来院患者数は決まるためです。
診療圏調査の結果どおりにならないとしても、診療圏調査の結果が良い開業場所は患者を集めやすい事は事実です。また、融資を受ける際に金融機関は同じ手法で診療圏調査を行い、その開業が安全なものかどうかの評価を行いますので開業の際には必須の調査項目になっています。
事業計画を作成して、一日何人の患者さんが来ないと経営できないか、という目標人数を「収支分岐点人数」と言いますが、この人数と診療圏調査の人数があまりにかけ離れない場所を開業地に選びたいものです。
このHPでは、上記の①開業予定地の人口分布③同じ科目を標榜している医療機関の所在地、の情報が簡単に検索可能です。
⇒診療圏リサーチの起動ページはコチラ
ぜひ一度試してみてください、結構楽しいですよ。
最終的な結果である「一日何人」という報告書は無料診療圏調査の申し込みページからお申し込みいただければ提供できます、お気軽にご利用下さい。