県内主要病院長の年頭あいさつ①
■信大病院・花岡正幸院長
着実に歩を進める
明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかな新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。昨年は、「信大病院将来構想コンセプト」を策定し、「信大病院改革プラン」としてまとめ、文部科学省に提出しました。これは、人口減少や少子高齢化、疾病構造の変化等、大きく変化する社会情勢の中、信大病院が果たすべき医学教育、医学研究、高度な医療、地域医療提供体制などの社会的使命を維持するとともに、それを支えるための堅固な運営体制及び経営体制を構築するものです。プラン実現のため、県内医療機関との連携強化を図りながら、着実に歩を進めて参りたいと思います。
■飯山赤十字病院・岩澤幹直院長
紹介受診重点医療機関目指す
新年おめでとうございます。昨年元旦、能登半島地震がおこり、多くの方が被災されました。今年は平穏な年となることを祈ります。新型コロナ対策が一段落した令和7年、病院運営は厳しさをましますが、地域包括ケアシステム充実のため、紹介受診重点医療機関を目指します。皆様のご理解とご協力お願いいたします。
■北信総合病院・荒井裕国統括院長
蓄えた力を地域医療の現場で発揮
新年あけましておめでとうございます。昨年は元旦に能登半島地震が発生し、大災害で明けた一年でした。被災地は高齢者の多い農村地域で、その田園風景は私ども北信病院の位置する北信州と重なるものがありました。今年は巳年。巳(ヘビ)が冬眠から目覚めて地上に這い出すことから、巳年は力を蓄えていたものが芽を出す「起点」の年と言う意味があるそうです。今年は北信病院も巳の如く、被災地での活動経験を学びとし、新しく拡充した設備を武器として蓄えた力を地域医療の現場で一層発揮してまいる所存です。
■県立信州医療センター・竹内敬昌院長
患者中心の医療を推進
新年あけましておめでとうございます。昨年もコロナ禍で大幅に減少した患者数は元に戻らず、少子高齢化の急速な進行、働き方改革、医療DXの推進など、医療を取り巻く環境はますます厳しくなっています。今年は巳年ですが、蛇は古来より豊穣や金運を司る神様として祀られ、またギリシア神話に登場する名医アスクレピオスの持っていた蛇の巻きついた杖は医療・医術の象徴として広く用いられているシンボルマークになっています。この巳年が、医療界にとりましても明るい年になりますよう期待したいと思います。
■南長野医療センター・宮下俊彦統括院長
専門医療の充実、予防医療推進に取り組む
新年おめでとうございます。昨年は能登半島地震や豪雨など災害が相次ぐ一年でした。篠ノ井総合病院は災害拠点病院でもあり、昨年より「災害救護対策室」を新設して備えを強化しています。安全で質の高い医療の提供のため、最新技術を導入し、専門医療の充実、予防医療の推進に取り組みます。また、近隣の医療機関や施設と連携して救急医療の対応の充実をはかり、さらには退院後の支援体制も整えていきます。
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