母の血中PFAS、子どもの染色体異常に影響か エコチル調査 追跡調査の必要性示す
環境省が全国10万組の親子を対象に2010年度から実施している「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)で、調査実施拠点の一つである信大(甲信ユニットセンター)の野見山哲生教授らの研究チームがこのほど、妊娠中の母親の血中有機フッ素化合物(PFAS)濃度が高いほど子どもの染色体異常の発生が多い傾向にある-との調査結果を明らかにした。ただ統計的な不確実さが大きいことなどから、すぐにPFASと染色体異常の関連性を結論づけるものではないとし、さらなる研究の必要性を示す成果として注目されている。
Powered by times-net 医療タイムス社