固形がん対象CAR-T細胞 国内初の医師主導治験開始、信大
信大病院(川真田樹人院長)は9日、骨・軟部肉腫と婦人科悪性腫瘍を対象とする国内初のCAR-T細胞治験を6日付で開始したと発表した。多くの固形がんに発現するタンパク質「HER2(ハーツー)」を標的とする独自製法のCAR-T細胞による遺伝子治療で、予定治験者数は5歳から65歳の計12例。標準治療の不応・不耐、再発などの患者が対象となる。治験製品の製造と品質試験、医師主導治験までを単一アカデミアで実施する信大発の「オールイン・ワン型創薬モデル」第二弾としても注目が集まっている。
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