信大、効率分離の技術を開発 先進医療に必須の「18酸素」
信大先鋭領域融合研究群・先鋭材料研究所の金子克美特別特任教授らの研究グループが1月25日、PET診断に使われる「18酸素」を効率的に分離する方法を開発したと発表した。「18酸素」は、自然界に0.2%しか存在しない希少な酸素同位体で、大部分を占める「16酸素」との分離には高度な蒸留技術が必要。研究では、細孔のある物質に低温下で優先的に吸着させる技術により高効率に分離できることを確認した。従来に比べて小規模の装置で短時間に製造することが可能になると期待している。
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