潜伏期間中の入院で拡大 長野日赤が院内感染で調査結果
長野赤十字病院(和田秀一院長)で9月から10月にかけて発生した新型コロナウイルスの集団感染について、同院と長野市保健所が6日、調査結果を記者会見で公表した。調査によると、一連の感染拡大の発端となったのは9月25日に陽性が確認された患者で、発症したのは入院から13日目。ただ入院前の行動歴などからは感染の可能性がある経路を確認できなかったとし、ウイルスの潜伏期間中に入院する事例を把握することの難しさが浮き彫りになった。院内での感染拡大については、多床室などの院内構造や病棟内の洗面台を介しての接触感染の可能性もあるとした。
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