医療側も理解深めて 難病患者の就労支援、信大でシンポ
難病を抱える人が治療と仕事を両立するための環境づくりを考えるシンポジウムが15日、信大病院であった。長野産業保健総合支援センターで両立支援促進員を務める矢口敏子氏が講演し、事業場の環境整備や労働者のケアを行うセンターの活動や促進員の役割を説明。その上で関係者間での「知名度が上がってほしい」と訴えた。座長を務めた関島良樹信大病院難病診療センター長は「(センターや促進員の活動を)医師側もよく知らない」と述べ、医療側が理解を深める必要性にも言及するとともに、治療と仕事をつなぐ支援機関の役割に期待を寄せた。
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